●飼育環境
温度:30~32℃(28~33℃)
湿度:50%以上(高い方がいいが、カビが発生するので注意)
ゲージサイズ:とぐろを巻いた状態×5倍程度(高さ15cm以上目安)
また、若干の通気性のあるもの。
保温器具:プレートヒーター、ケーブルヒーター等底面から暖めるもの。
※ゲージ床面1/2~1/3程度の範囲。
※UVライト、スポット球は不要。
水入れ:体が入るサイズ以上。
※フルアダルトの場合はサイズ不問。
※ヒーターの上に置けば加湿器代わりになります。
※水は毎日交換が理想ですが、当方では夏場は週に2回、冬場は週に1回程度。
隠れ家:とぐろを巻いたサイズ+α程度。
※当方では不使用。
床材:新聞紙、ペットシーツ
※新聞紙は安価ですが吸水率が悪いので毎日チェックできる方ならOK。
お勧めはペットシーツですが、めくられる事が多いです。この為、ケースを
水洗いして軽く水を切った状態で貼り付けるように置くと少しマシ。
●餌
種類:マウス、ラット
※個体の胴回り程度の太さですが、思ったより大きめも食べます。
拒食に対する対応(通常時冷凍マウスの場合):
①マウスの温度を上げる(手で触って明らかに温度差を感じる程度)
②多少興味がある場合はケース内の置いておく。
紙袋に餌と一緒に入れておくのもあり。
③マウスサイズを下げる。
④活マウスを与える。
※但し、当面活しか食べないようになるリスクあり。
⑤体重、飼育環境に問題なければ放置。
⑥小さめのラットを与えてみる。
⑦一度も食べていないハッチベビーの場合はピンクマウスを強制する。
マウスからラットへの変更:
①よく食べる時期にマウスをちらつかせ、興味を示したら近いサイズの
ラットをしれっと与える。
②マウスとラットを同じ容器で解凍しラットの匂いに慣れさせる。
③餌を与える間隔を伸ばし腹をすかせる。
●病気、怪我
怪我に対する対応:
①爬虫類を扱ってる病院へ直行。
②患部に薄めたイソジンを塗布(殺菌)。
③少し腫れてきた場合は、②の後に、抗生物質(軟膏)を塗布。
※私はいきなり③ですが。。
④膿んできたら①
病気(風邪)に対する対応:
初期(くしゃみ程度)
①飼育環境の見直し。
②温度32℃、湿度80%以上とし大き目の水入れを入れる。
中期(若干の鼻水)
①上記2点+抗生物質を経口投与。
※5日~10日程度
②隔離し、飼育ケース等々すべて殺菌(周囲も含め)。
後期(よだれが垂れる)
①病院へ直行(恐らく口腔内殺菌、抗生物質筋肉注射等)
②隔離し、飼育ケース等々すべて殺菌(周囲も含め)
◎理想はおかしいなと思ったらすぐに病院直行ですが、爬虫類を殆ど扱ってない
若しくは詳しくない動物病院が多いので上記としております。
怪我の多くは餌を与える時にピンセットに引っかかったり、ケージの突起(多くは
自家製空気穴等)にあたったり、ゲージの蓋の間に挟まったりが考えられます。
病気の多くは飼育環境が悪い。糞尿の始末が出来てない場合が考えられます。
※糞尿のアンモニア等で気管を痛める為。
それ以外の多くは、加湿不足やブリード時期の低温飼育によるもの。
また、アダルト個体を購入した場合はキャリア(病歴あり)をつかまされる場合が
結構な確立であります。USCBでも国内CBでも・・・。信頼できるショップさんや
信頼できる個人さんからでなければアダルト個体購入はお勧め出来ません。
下手をすると飼育個体に蔓延し壊滅となる場合も。
どうしてもと言う場合は、別棟や別の部屋で隔離飼育を半年程度して、怪しい症状
がないか確認するくらい用心さが必要です。
風邪程度でしたら抗生物質を投与すれば問題ないですが・・・・。
ボールパイソンは飼育が難しいと言われる方が時々おられますが、その殆どが、安
かろう悪かろうのショップから購入した病気個体(要は元々から病気)や飼育環境が
悪い場合と考えます。
コーンスネーク程、許容範囲は広くないですが、一般的に言われてる飼育環境さえ
整えればかなり飼育及び繁殖は容易な方だと思います。
上記記載は、個人の経験・主観から来るものですのであくまで参考として下さい。